潤滑油

長年愛用してた腕時計が止まってしまいました。最後にオーバーホールをしたのが２０１８年秋口だったので「え？もう？」という感じもしましたが２０年も使っているとだんだんとメンテの間隔が短くなっていくのでしょうか、年を重ねる毎に病院に行く頻度が増える人間のように。

腕時計に不具合が生じた際に電池交換、オーバーホール、ムーブメント交換など必要なメンテナンスを行いますがその際に機械の動きをスムースにする潤滑油があります。メンテナンスに欠かせない‘オイル’です。

機械だけでなく私たち人間も肉体面と精神面が健やかであるために各々に合ったメンテナンスが行われなす。日常でいうなら睡眠や休養もそのひとつですね。また日々の暮らし、社会活動の中でも潤滑剤が必要な場面があります。

その潤滑剤、欠かせない‘オイル’なる役割を担うのがアロマトリートメントの心身リラクゼーションや使用する植物油や精油ではないでしょうか？

たとえば植物油のひとつ、マカデミアオイルオイルは精油を皮下組織へ運ぶ役割だけでなく、人間がもともと持っている皮脂成分パルミトレイン酸（加齢ととも減少）が含まれるため肌の潤いを補ってくれます。さらに血中や脳へ運ばれる精油成分はメンタルへも作用しときに元気づけてくれたり、ときに鎮静させてくれたり質のよい睡眠を促したりと心身が疲労を修復するサポートをしてくれます。

そして、こうしたリラクゼーションで心身が潤うことによって人間関係が円滑に、自分を整えることが社会の中での潤滑剤に繋がります。癒されることでひとにやさしくなれます。日頃メンテナンスを取り入れているかたであれば心当たりあることと思います。また、精油そのものにもオレンジ精油のようにこころのガードを緩め、ひととひととの距離を縮める効能を持つものもございます。

肉体という魂の入れ物は永遠ではございません。しかしより良く、美しい状態で長く生き続けられるよう欠かせない‘オイル’としてアロマリラクゼーションは存在するのではないでしょうか。古代エジプトのクレオパトラ女王が香油を体に愛用していたように。芳香放つ‘オイル’を体に滑らせ潤いを身に纏うことはひとびとを魅了をもするかもしれません。

腕時計が止まったタイミングで私自身も、ゼンマイが切れたかのように動くことが出来ない日々を過ごしました。何年も風邪すらひいていなかったのですが、、　自分自身の‘オイル’切れを経年劣化で動かなくなった腕時計と思わず重ね合わせてしまうのでした。

アロマトリートメントの潤滑油

心豊かに潤いのある人生を

早くメンテに出して上げないとです^_^;

麻布十番プライベートアロマサロンh.touch

星 奈緒美