16'03/17
アロマトリートメントの‘ふれあい’
手を繋いだり
ハグしたり
髪を撫でたり
これらすべて、ふれあいの行為は
こころとからだを癒してくれる
アロママッサージの癒し効果は香りだけでない
この‘ふれあい’こそ
無意識に求めている癒しなのかもしれない、、
アロマテラピーの理論に「タッチング論」というものがございます。
これは、心身の健康維持・増進、癒しを目的とした触れ合いのことを指します。
手指を使って意識的に触れる、擦り込む行為(=タッチング)はリラックス効果があるため、アロマトリートメントだけでなく、医療の現場でも看護師さんが患者さんを安心させるためにタッチングを用いたり、介護の現場でも有効活用されています。
泣いている赤ん坊が母親に触れられると泣き止むように、タッチングは安心感をもたらします。
ではなぜ、触れること(タッチング)がこのような安心感や癒しを与えてくれるのでしょうか?
私たちが健康を維持し、生命を維持するために私たちの意思とは無関係に働く神経、自律神経。この自律神経は正反対の働きをする二つの神経、交感神経と副交感神経で構成されています。この二つの神経がバランスよく働くことで私たちは元気な状態を維持しています。昼間などの活動時や緊張しているときは交感神経が優位に働き、睡眠中や休息時には副交感神経が優位に働きからだの修復を行います。
触れる行為はこの副交感神経を優位にしてくれるのです。
からだに触れられることで副交感神経が優位になると、私たちの心身はリラックスモードに切り替わります。副交感神経が活性化するとからだは血管拡張、筋肉弛緩の状態となり、血液循環がよくなり老廃物や疲労物質がからだから除去されます。また、オキシトシンやβエンドルフィンなど心身ストレスを緩和させる様々なホルモンが分泌されます(βエンドルフィンについてはこちらご参照下さい)。オキシトシンは一般的に出産に関わるホルモンで「愛情ホルモン」とも言われ、ストレス時に分泌されるコルチゾールの数値を低下させることが分かっています。このように、触れる刺激が自律神経に作用して私たちの心身は安心感を覚えるのです。アロマトリートメントの癒しはこの‘触れる’ことと香りの相乗効果からなるものなのです。
ただ、触れる
すごくシンプルな、身近な行為が希薄になって来ている現代社会
アロマトリートメントはこころの孤独を消し去るひとつの‘ふれあい’なのです。
麻布十番プライベートアロマサロンh.touch
星 奈緒美