22'04/26
形にとらわれず
大昔の、私がこのh.touchをオープンしようと志しいろいろな個人サロンさんへ勉強を兼ね足を運んでいたときのこと。とある個人経営のリラクゼーションサロンのサイトに行き着き、そこにはこんな感じのことが記されていました。
「大手サロンとは違う、マニュアル化されていない接客でご対応いたします」
実際に訪問し、私は当時自分がサロンを開きたくスクールに通っていることなどをそのセラピストさんに明かすと施術後にいろいろと参考になるお話を聞かせて下さいました。和みの時間、チェーン店とは違うマニュアル化されてない接客を生で感じ、納得したのを覚えています。頼れる姉御風のセラピストさんでしたがそのときの時間がいまのh.touchの基板にもなっているように思えます。
この「マニュアル化せず」
私はこれは接客対応のみならず、施術そのものにおいても形にとらわれず柔軟であることが個人経営サロンの強みではないかと考えています。
以前、お客さまからお聞きしたお話です。
ネット検索で見つけたプライベートサロンを訪問し、施術時にセラピストさんに施術箇所や力加減をリクエストしたら「うちはそういうのではないので」と一言返され、それ以上何も言えなくなりお客さまはなんだか物足りないままときを過ごした、とのことでした。施術は各々スタイルがあるのでお客さまの好みと違ったものだったのでしょう。時間の縛りがある中でセラピストが施術の流れや組み立てをイメージするのですがときにそれに縛られすぎて、お客さまのお声を置き去りにひとりよがりになってしまうことがあるのも事実で、そのようなお客さまとセラピストとの距離を感じるお話でした。
「うちはコレ」「私はこう」といったポリシーも大切ですが、セラピストが頑なにスタイルを貫いてもお客さまが満足しなければ意味をなさないのでは?と私は思います。施術のスタイルがあるのは勿論、サロンのガイドラインやルールもありますし技量、コスト面等でもお客さまのリクエスト全てに応じ満点を得るのは難しいのも事実ですが自分の出来る範囲でお客さまの求めるものに柔軟に対応することも大切ではないかと考えています。そうしていく中で学びや意外な発見があることも経験してきました。
形にとらわれすぎず
施術者はカメレオンのように
プライベートサロンh.touchはそうありたいと私は思っております。
(今回は真面目に語ってしまいました、、)
麻布十番プライベートアロマサロンh.touch
星 奈緒美