16'09/13
高齢者のかたへ、アロマの可能性
てのひらの温もりと香りに包まれて過ごすやさしい時間
高齢者のかたへ、元気としあわせをお届けするアロマの可能性について
いい香りを嗅いでリラックスする
これがアロマセラピーの一般的なイメージだと思われますが、アロマテラピーに使われるエッセンシャルオイル(精油)には薬のように心身の健康促進に役立つものがいろいろとあり、医療の現場でも疾患の治療に役立てるとして、その可能性が期待されています。
特に、近年では認知症の予防・改善に効果が見られると様々な研究結果や論文が発表されています。
その代表的なエッセンシャルオイルが
レモングラス、ローズマリー
です。
ローズマリーは頭脳明晰作用など脳を活性化させる効果があり認知症改善にも効果が期待できる精油としてメディアでも取り上げられてきましたが、最近ではレモングラスの香りが同じような効果が期待出来ることで注目を浴びています。
毎日午前中の二時間、レモングラスの芳香浴を認知症を患った女性が継続したところ3か月で記憶力が回復したという実験結果や高齢者施設では同じ方法を試したところ夜間のナースコールが減少したとの事例もございます。これはレモングラス精油の香りを嗅ぐことで脳の前頭葉と呼ばれる部分への血流量が増えたためです。前頭葉は脳の司令塔と呼ばれ思考や想像力、やる気、記憶、行動などを司る大事な部分です。そこにレモングラスの刺激が加わることによって脳が活性化され認知症の改善につながったのです。
これら精油の芳香浴の効果にマッサージの効果が加わることで相乗効果が期待出来るのがアロマオイルトリートメントです。嗅覚から脳へのアプローチが芳香浴であるのに対しアロマトリートメントは皮膚から血中に入り全身にアプローチします。またアロマトリートメントの‘ふれる’行為は副交感神経を優位にしてこころに安らぎをもたらします。血行も促進されて免疫力やホルモン分泌も向上し健康を促進します。
リラックスするだけがアロマテラピーではない、アロマの可能性が高齢者のかたの心身の健康に役立てれば幸いです。
※参考文献「SMILE LIFE WITH LEMONGLASS」(生活の木)
麻布十番プライベートアロマサロンh.touch
星 奈緒美
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